偏光

日常のこと、いろいろ。

日記を続けるには;その方法と実践(その4)

今回が、いよいよ「日記を続けるには;その方法と実践」の最終回です。

3の3;意義を問うこと

 3つ目の問題点について確認しておきましょう。これは、日記を続けることの意義を見失ったパターンです。はっきり言って、日記を続けることのどこに意味があるのだろう? と疑問に思っている状態ですね。
 これがなかなか厄介なもので、書いている途中、続けている途中に、何度も首をもたげてくる問題点でもあります。
 なぜ日記を書いているのか。なんのために日記を書くのか、わからなくなる。そして、「なんでこんなにも手間をかけて文章を書く必要があるのだろう」、と疑問にさえ感じるわけです。
 これについての解決策は、一つだけ。それは、日記を何のために、あるいは何ゆえにつけはじめたのか、今一度問い直すこと。たとえ、当面の間書くのをやめてしまうことになったとしても、です。
 一つ目の解決策については、疑問の余地はないでしょう。何のために日記を書こうと思ったか、なぜ今の今まで続けてきたのか、このことを問い直し、端的に言ってやる気をだす、ということです。「私はこのような理由で日記を続けようと思って書き始めたんだ、だから今ここでやめるわけにはいかない」、と奮起すれば、また日記を書き続けるエネルギーが得られますね。
 では、直ちに奮起できないようなときには、どうすればよいのでしょうか。それは、一定程度の期間、書かなければよいのです。意外に思うことかもしれませんが、一度やめてみて、そこから日記を書くことの意味を、日記を書いている自分にとっての日記の意義を、見出すことで奮起できうるのです。
 例えば一度、今まで日記を書いてきた自分を否定してみる。「もうやめておこう」、と思い、「ここまで日記を書いてきたけれど、やっぱり意味なんてなかった」と否定してみるとします。そこで「そもそもなぜ書いていたのだろう」「何のために続けてきたのだろう」と問います。このとき「もうやめよう」という気持ちが固く覆らないのであれば、もう完全に日記を書く意味は失っている見てよいでしょう。
 でも、上のように問うたとき、一定の名残惜しさや、日記を手放すことの苦しさといったものが、自分自身の心の中に残っているのであれば、まだまだ続ける余地はあります。仮にやめるという決断をしたとしても、それでもまだ書きたい気持ちがあるということですから。
 このときには、しばらく日記を書くことをやめてみて、書く元気を充電すればよいのです。
 つまり、日記をなぜ書くのかわからなくなり、もはや続ける意味さえ見いだせなくなったとしても、なぜ書くのか、あるいはなぜ続けてきたのかを問い続け、なお「書かなくてはならない」という答えが、確信が得られるのであれば、日記を続けていくだけの力は復活させられたということになる――この問題点を乗り越えたということになるでしょう。
 実行は容易ではありません。私の場合、上のことを問い直すのに、2、3か月はかかりました。そして、それも一度きりのことではありませんでした。人によっては勿論2、3日であっても必要十分かもしれませんが、いずれにせよ苦しいことであることは間違いないでしょう。それでもなお、「書かなくてはならない」という答えにたどり着いたからこそ、こうして続けていられます。
 ひょっとすると、「日記を書く」ということに飽きるからこそ、嫌気がさすのかもしれません。仮に普段SNSをやっている方で、日記も書いているということであれば、時間的制約もあるでしょうし、同じことを何度も書くのは面倒だ、という心境にも至るかもしれませんね。日記という存在に飽きてしまったというのであれば、一度思い切ってやめてみることも選択肢の一つです。それでもなお「書かなくてはならない」と思うのであれば、書くべきです。書くことの意義が、意味が、まだ自分の中に残っているということですから。人によってこの、書くことの意義というものば違って当然ですし、それについての答えもまた異なるものとなるでしょう。ぜひ、この3つ目の問題点に直面したときには、この問いを行っていただきたいと思います。

 

4.まとめ

 以上、「日記を続けるには;その方法と実践」という記事を、全4回*1にわたって書いてきました。日記を続けるにあたっては、なによりも強い意思が求められます。書くことの意義を見失いそうになったときに、創意工夫してどこまでモチベーションを高めていくのか、ということが肝要となってきます。このような記事を書いている手前、まるで私はいつでも完璧に日記を書き続けてこれたかのように読まれる方もおられるかもしれませんが、決してそんなことはありません。挫折して、中断して、やり方、続け方について迷走した結果、なんとか今まで続けてこれたのです。

 いつまで続けるかもわからないし、このような記事を書いたことで満足して日記をやめてしまうかもしれない、そのような虞だってあるわけですから、慢心などできません。読者の方と立ち位置は同じなのです。

 今後も、日記とともにより穏やかな日々を送れることを、願ってやみません。

*1:これで記事としては一応最後になりますが、後程、4回分をすべてまとめたものを公開するつもりです。